音声をONに出来ない環境で動画の内容をお知りになりたい方は、以下のシナリオをお読み下さい。
探偵は仕事帰りの恭子の友人を直撃。
探偵「お名前も変えられてますよね?お2人で。」
恭子の友人(真由美)「はい。私と彼女は施設で出会っているんですけど、彼女は父親から虐待を受けていて、どうしても汚らわしい名前が嫌だということだったので、、、」
虐待を受けた父親から付けられた名前に苦しむ恭子を思い、親友の真由美は名前を交換したのだと言う。
恭子の友人(真由美)「施設を出ようということになったけど、お金が無いから風俗店で働いてお金を貯めるという事に、、、」
探偵「結婚詐欺ということで、こういう調査をしていたんですが、、、」
恭子の友人(真由美)「もとは(恭子は)すごい真面目な子で風俗店で働いていたのは仕方なく始めたことで、今はもう足を洗っています。結婚詐欺とかそういったことは絶対にありません。私はまだこんなことしてますけど、彼女はちゃんとお昼の仕事をされているし、、、」
友人の口から語られた恭子の驚きの過去と素顔。
ならばあの金は?恭子は結婚詐欺師ではないのか?
探偵は改めて恭子を調べ直すことに。
すると、、、
恭子は昼間のコンビニの仕事だけではなく、ビルの清掃のアルバイトなど朝から晩まで真面目に働いていることがわかった。
ならば恭子は借りたお金を一体どうしているのか?謎は深まるばかり。
そんな中、恭子が再びお金を渡している現場に遭遇。
今回の相手は女性。
探偵はお金を受け取った女性に慎重に接触を図る。
するとその女性からついに恭子の重大な証言を得る。
女性「児童施設に入っていて、そこの先輩ですね。」
探偵「先程、お金のようなものをお受け取りになっていると思うんですけど」
女性「えっ?!何でですか?別に調べることですか?これ!」
探偵「恭子さんの方を調べていまして、、、」
女性「これは借りた、、、私1人暮らしをしているということを話していて、施設から出て、、、それで貸してもらった。私も働いて返しています。お金」
探偵「良い方ですか?」
女性「すごい良い先輩です。別に調べることもないと思いますけど、、、多分、先輩達の中でも1番良い先輩ってくらいで、、、しかも先輩は働きながら施設にお金を入れてたみたいで、、、」
探偵「信頼できる先輩というところでしょうかね?」
女性「はい。」
恭子がお金を借りてまでしたかったことは自分が育った施設への寄付。そして後輩たちへの支援だった。
恭子は昼夜を問わず働き、それでも足りない分を婚約者から借りていた。
後日、これまでのことを依頼人に報告。
婚約者である青山恭子が経歴を偽っていたこと。
児童福祉施設にいたこと。
そしてかつて風俗店で働いていたこと。
探偵は調査で得た事実をありのまま伝えた。
依頼者「ありがとうございました。」
こうして今回の調査は幕を閉じた。
依頼人はどう受け止めたのか、、、
3ヶ月後
一通のハガキが探偵のもとに届いた。
そこには幸せそうに微笑む2人の笑顔があった。
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