音声をONに出来ない環境で動画の内容をお知りになりたい方は、以下のシナリオをお読み下さい。
探偵事務所に深刻な悩みを抱えた依頼人が訪ねてきた。
依頼人「あのー、小学校3年生の息子なんですけど、イジメに遭っているんじゃないかなと、、、」
依頼人は営業職の若槻実加さん。
小学生の息子の様子がおかしく、イジメに遭っているのではないかと、、、
依頼人「最近、元気がなくて、食欲もなくて、笑顔も減ったというか、ほとんど笑わなくなってしまって、、、」
元気がなく笑顔が消えたという依頼人の息子、雅彦くん。
やはりイジメが原因なのか?
依頼人「私自身も負い目があって、厳しく聞けないというか、、、」
以前、うつ病を患い、育児放棄した時代があるという依頼人。
今でも仕事がある日は頻繁に息子を祖母に預けていることから、負い目を感じ厳しく追求できないと言う。
調査開始・・・探偵曰く、子どもがイジメられている場合、その持ち物を見れば必ずイジメの痕跡が見つかると言う。
早速、雅彦くんの部屋をチェック。
幸せそうな写真からは想像もつかないおぞましい現実をこの後、探偵が発見する。
探偵「これ、泥ですよね?!」
不自然に汚れた教科書。
だが、これはほんの序の口に過ぎなかった、、、
依頼人「本人は転んで汚れたとしか言ってくれなくて、、、」
探偵がさらに部屋の調査を続けると、、、
引き出しの奥にあったボロボロの鉛筆。
丸められた布は汚れたTシャツであった、、、その一部には踏まれたような靴跡も、、、
何の変哲もない新品のノートを開くと無残な穴が全ページに渡っていた、、、
こちらのノートにはグチャグチャな落書きと共に、雅彦くん以外の筆跡で自殺を促すようなことまで書かれていた。
平成21年度、生徒による自殺165件のうち、イジメが原因とされているのはわずか2件。
つまり、学校側がイジメと自殺の関連を認めることは皆無に等しい。
探偵曰く、学校や相手の親にイジメを認めさせるには、イジメがあるという証拠、誰がイジメているかわかる証拠、暴力行為の証拠が必要不可欠だと言う。
すでに物的証拠が発見され、雅彦くんに対するイジメはあると確認された。
だが、誰がイジメているのか?
探偵曰く、共働きの子は親に心配をかけたくないため、親にはイジメの事実を話したがらないと言う。
そこで、間もなく帰宅する雅彦くんに探偵がさりげなく接触し、心を開かせる作戦に出ることに。
雅彦くん「ただいま」
依頼人「おかえり」
雅彦くんが帰宅。
雅彦くんに警戒されないように探偵は依頼人の職場の友人を装う。
雅彦くんと探偵の2人だけの状態を作るため、依頼人は買い物へ出かける。
探偵「お友達と学校で何して遊んでいるの?校庭とか?ゲームしたり?」
雅彦くん「まあ、色々やってる、、、」
探偵「色々?学校楽しい?」
学校の話題になった途端、何か助けを求めるように辛い表情を露骨に見せた雅彦くん。
探偵はイジメによって深刻な精神状態にあると判断した。
依頼人はこれを受けて学校側に相談してみたが、調査の結果はイジメの事実はなかったというものだった。この結果に依頼人は失望する。
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