実際に親が離婚するにあたり、全く気にしない子供はいないですし、大半の子供は心に傷を負います。離婚することで子供の人生も大きく変わってしまう可能性があります。離婚がどれほど子供に影響があるのかを以下にて記載しているのでお目を通してみてください。
強がり
子供は非常に敏感であり、物事を鋭く観察しています。離婚することになった事を子供に伝えた時に感じる思いは2通りあるでしょう。「何となくそんな気がしてた」とわかっていた場合と「えっ?!信じられない」と驚きを隠せない場合があるでしょう。喧嘩が絶えなかったり、会話が全く無ければ、気付いているかもしれませんが、普通に生活しているように見えたのに突然、離婚すると聞かされると動揺は隠せないでしょう。
気付いていたとしても気付いていなかったとしても、いざ、事実を聞かされると悲しい気持ちが溢れてきて、少なからず傷付くのは間違いありません。たとえ、ひどい親であったとしても同様です。心に傷を負った子供をフォローするのは親の役目であり、しっかりと心のケアを行なうことに全力で取り組むようにしましょう。
離婚を覚悟していた子供であっても、子供に与える影響は大きいです。母親に気を遣って「僕は大丈夫だよ。ママさえ一緒にいてくれれば。」といった事を言ってくるかのしれませんが、それは子どもなりの優しさであり、単なる「強がり」でもあります。「大丈夫なんだ」と鵜呑みにするのではなく、優しくケアすることが大切です。
離婚を伝えるときに注意しなければならない点
- 嘘をつかない
これから、生活を一緒に送っていく上で子供に対して嘘をついてしまうと、後になって嘘だとばれた時に信用されなくなってしまいます。例えば、離婚して別々に暮らすことになった父親の事を「死んでしまった」などと言わないことです。一度嘘をつくと、嘘をつき続けなければならなくなりますし、子供が親の事を信用できないと思ってしまうとプラスになることは一つもありません。
- 相手の悪口を言わない
色々と思う事があったり、浮気や不倫などが原因で離婚に至った場合は相手に対する悪口をこぼしたくなる気持ちはわかりますが、決して子供にそのことは言わないようにして下さい。そもそも、夫婦は赤の他人ですが、子供とは血が繋がっています。故に子供にとってどちらの親も大切な存在です。大切な親の悪口は聞きたくないものです。決して言わないようにして下さい。
- 伝えるタイミングに気を付ける
子供にとって影響が少ない時期に離婚する方がいいですが、成長するとともに「離婚」を理解していくのでなかなか、難しいでしょう。中には子供が成人するまで離婚はしないという方もいますが、できるだけ早く離婚したいと思う方が大半です。多感な年頃だと余計に影響を受けやすいので、子供の性格等も考慮に入れて、タイミングを図るようにしましょう。もちろん、心のケアはしっかりと行うようにして下さい。
- 決して子供のせいにしてはいけない
子供の中には、両親が離婚するのは、「僕がいい子にしていないからだ」「私がお手伝いしないからだ」といったように自分のせいなんじゃ?と思う事があります。しっかりと説明をしなかったばかりに「自分は捨てられた」と勘違いしたまま成長してしまう危険性もあります。子供が原因で離婚する訳ではないということをきちんと話して、理解してもらうようにしましょう。
対処
離婚をしてひとり親になった事が引き金になっていじめに発展するケースもあります。また、引越しによる転校の可能性もありますが、なかなか、なじめない事も考えられるので、親がしっかりと子供を中心に考え、フォローしていく必要があります。親の勝手の離婚で子供がいじめられたのではたまった物ではありません。
どうしても離婚せざるをえなくなった場合は子供の事を最優先に考え慎重に対処しなければならないと学びました。子供を不幸にすることは絶対にあってはならないですね。
これまでも何度か離婚を考えたことがありますが、子供のことを考え、踏みとどまりました。本当に離婚は親の勝手な都合で、子供への影響は計り知れないと思います。子供の将来のことをまず考えた上で決断しなければならない問題だと思いました。
子供への影響が心配で離婚を我慢している人も多いのではないだろうかと思うくらい、子供への影響は心配なことです。